かじまるの人生日記

いつも幸福な人間が、その人格を考察したり仲間を探すためのブログ

フィリピン格安英語留学とフィリピーナロマンス

2013年2月、30歳になったばかり。
3社目の会社を辞め、また転職前の期間を使って、フィリピンのセブ島に話題の格安英語留学に行きました。期間は3ヶ月です。
前年末に父親が病気で亡くなったところで、母親は一人で寂しい気持ちに違いないのに申し訳なかったと思う。

なぜフィリピンに英語留学したか

お仕事で英語を使うんだけど、英語力がリアルに中学一年生レベルだったので、どうにかしようと思って。
フィリピンでの留学は、安く、長時間英語に触れる環境が得れると聞いて。

3ヶ月の費用の合計はざっと考えて70万円以内だったはず。
セブ島への往復は、一回乗り換えが必要な格安チケットで6万円くらい
・学費と寮費(3食付き)で1ヶ月11万円くらい
・おやつや遊ぶお金は月に5万円〜10万円ほど

留学生活

卒業シーズンの大学生が多かったおかげで学校生活を再度体験できて、すごく楽しかったです。
寮に住み、1日5時間から8時間のマンツーマンレッスンとグループレッスン、毎日の単語テスト、
3食は食堂でみんなとワイワイ食べて、
休日はセブ島観光、近くのイオンみたいな商業施設に行ったり、クラブに行ったり。
レッスン以外の自習では、主にDuoを使って単語、Forestを使って文法、ベレ出版の瞬間英作文で会話の学習をしていました。

写真とともに

マンツーマンレッスンは、「キュービクル」と呼ばれる小さな部屋で行います。先生は、フィリピンの若い女性が多いです。
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グループレッスン
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毎週末のクラブ。
フィリピンでは遊びの一つとして普通にクラブで踊って飲みます。
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海で遊んだり
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フィリピンの広場では、ズンバと呼ばれるダンスなどでエクササイズが定期的に行われています。
みんなで踊るとすごく楽しいです。
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ゲイの先生と食事。このあと家に誘われたけど断りました。
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このレチョンという豚の丸焼きがめちゃくちゃうまかったです。
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ボクシングを体験したり
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ある観光地で
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英語はできるようになったのか

留学前に、中学英語を一通り復習する本と、瞬間英作文の練習はしてたのですが、
始めの2週間はフィリピン人先生の言っていることが「ペラペラ」としか聞こえず、
自分の言うべきことも全く英語として出てこず、
レッスン中ずーっと先生の話を無言で集中して聞いているしかなく、
自分は英語ができない体質なんじゃないかと本気で不安でした。
先生側も、固まってる僕を奇妙に思っていたみたいです。

大学受験などである程度基礎をつけているとか、TOEICなら600点レベルになってから留学した方が効率良いです。
先生からの説明も英語なので、それが理解できるようになるまでは数週間無駄にするかも。
耳はどんどん慣れていき、3週間目くらいから簡単な単語が一部聞こえ始め、それは2週間ごとに上達していった感覚がありました。

3ヶ月が終わろうとする頃、学校の卒業式のときはまだ3語くらいの文しか言えない状態だったんですが、
その後にフィリピン人先生の友達と遊んでたら、急に英語が反射的に出るようになり、先生から「very talkative!(すごくおしゃべり!)」と言われるくらいになりました。
頭の中で、SVO、関係代名詞がこうなって、前置詞がこうで、動詞変化が〜と長らく論理的に考えていたことが、カチッとハマり、一気に出たのだと思います。
あれは快感だったし、英語学習者はぜひ諦めずここを超えて欲しいと思います。

聞き取りはまだまだ苦手で、帰国後、初めて受けたTOEICでは、420点くらいだったと思います。
その2ヶ月後、仕事を始めた段階では650点、
仕事が忙しくて中断した時期もあったけど、やる時は毎日1時間半の英語学習をやって、
学習開始から2年半の2015年5月に800点まで到達し、英語に躓くこともほとんどなくなりました。
英語が全然できない人向けの学習法として、別エントリで書きます。

フィリピーナロマンス

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留学前の英語学習法の調査のときに、一番の近道は外人の彼女を作ることだ!というのを見てたので、
フィリピン人の彼女を作ろうと決めてました。

2人と付き合い、フィリピーナにハマってしまうという結果になりました。
「ピンボケ」というフィリピーナにハマることを表現する言葉が存在しているらしいです。
日本ではフィリピンツアーやフィリピンパブなど、昔からフィリピーナとは関係が深く、書店でもそういったルポルタージュ的な本をいくつか見つけて読みました。
もちろん、おじさんが若いフィリピーナを買春するという状況があっての話です。

僕は普通の恋愛(だと思ってますが)をしてハマったんですが、理由としては、
フィリピーナのホスピタリティや、恋愛感情を中心とした嫉妬や熱烈な表現だと思います。

最初の子は、クラブでダンスしているときにお互い意識していて、帰りに電話番号を聞きに行ったら向こうから手を握ってきて、外人は情熱的だと思いました。
何度かデートして、すぐ別れました。その時はまだあまりにも喋れなくて、コミュニケーションが取れなかったです。

二人目は、入学して最初の授業を担当してくれた先生でした。
先生と生徒は恋愛禁止というルールがあったけど、友達の日本人2人も先生と付き合って、よくトリプルデートをしてました。

僕の卒業、帰国と同時にこの恋愛も終わっちゃうだろうなと思っていたら、
あちらから毎日Skypeが来たので関係は続き、帰国から1ヶ月後、今度は遊びとしてフィリピンに行きました。
滞在期間の20日間ほど毎日デートして、他のカップルと一緒に島に行ったり、プール行ったり、遊びまくりました。

しょっちゅうケンカして仲直りして、またそれも恋愛の良い刺激になってました。
それまで僕は、日本で付き合った彼女とはほとんどケンカしたことがなかったので。
フィリピンの男性は浮気性で有名で、ゆえに女性の方も、嫉妬深く、疑い深い。
でも、そういう女性の方も浮気するんです。これにはびっくりでした。
実は、僕の彼女は元カレとはまだ切れておらず、二股だったことがわかったし、
日本人の友達の彼女のフィリピーナも同じく二股。すごい(笑)

どういう論理なのだろうと考えましたが、
自分の恋愛感情を中心に考えていて、例えば2人の人を好きになってしまったらそれは悲劇的な自分となるし、
相手が浮気をしたら、それは当然裏切りとなって絶対許さない!という感じですかね。
日本人カップルも当然ケンカするし、感情的になるだろうけど、フィリピンではその度合が大きいと感じました。

最後に気づきなど

現地の人とコミュニケーションできるようになると楽しい

これまでの海外の旅とは違い、他の言葉をしゃべる人たちと意思疎通ができることがこんなに楽しいとは。
旅でも、町並みや祭事などの文化だけでなく、現地の人と話し、何を思っているのか普段何をしているのか、そういう人の文化を知ることが面白く、刺激的だと思います。

ダンスは幸福度を高める

これはアメリカの映画とか見ててそうだろうなぁとは予想してましたが、
やっぱり音楽に合わせて体を動かすということはすごく気持ち良いものでした。
日本でも何度かクラブに行って踊ったりしましたが、そのときは照れや、人から見られることを意識したりで、ダンスそのものを楽しんだことはなかったんです。
ただ身を任せてダンスするということ、そういう文化っていいなと思います。
家族ができたらWiiとかで日常的にダンスしたいと思っています。

フィリピーナとの恋愛以降、恋愛への意識が変わった

それまでの恋愛は全て3ヶ月以内に終わっていて、自分は恋愛するのに向いてないと思っていました。
ですが恋愛にハマる経験によって、これ以降の恋愛では普通の?恋愛ができるようになりました。

異性の好みはそれまでの文化で形成されたものである

僕は、最初からそのフィリピーナが好みだったわけではありません。
3ヶ月同じ部屋で授業を受けて、好みが変わったというか、
フィリピン系の顔が許容できてきて、そうすると普通に好きになりました。
めちゃくちゃかわいいと思って付き合ってました。

普通、自分の異性の好みが変えられるものだとは思わないでしょう。変えようとも思わないはず。
日本に住んで自然に触れるテレビや雑誌の文化が異性の好みを形成するだけであって、
最初から持って生まれたものではないのです。
遺伝子も、今いる文化でうまく生きれるように働くはずで、周囲に応じて恋愛の好みを適用させていくと考えれば自然ですね。

そこで思ったのは、自分の好みを制限し過ぎない方が良いということ。
こういうタイプじゃないと好きになれないという思い込みは、出会いや自分の世界の広がりをも制限してしまいます。
求めたタイプの人と両想いになれ、結婚もできる人なら、それはそれで良いんですが。

好みの人と結婚できなかった人や、恋愛がしたくてもできない人は、自分の好みを縛っていないかを意識してみて、
もしそうなら固定観念を捨て、素直に、前向きに異性と向き合うようにしたらどうかなと思います。
ただ、生理的に無理ということはあるので、無理に好みを捻じ曲げるということではないです。

結局はこれも、日本を出て常識や文化を脱した時に、自分の世界が広がる、ということです。
うまく言葉では説明できないけど、自分の中ではそれが一貫した意識としてしっかりと存在しています。