2度目のうつ病と脳波検査で予想外の結果
またやっちまいました。
kajimaru.hatenablog.com
前回うつ病のこの記事で、自分はうつにはなりにくくなったと書いてますが、なっちまいました。
2017年4月に再就職をして、すぐにプロジェクトリーダーとなり、部下が増え続け、
仕事を委譲するために教育してもそれが追いつかず、いつの間にか無理をしていて、
気づいたらため息が出て、疲れが取れず、休日も動きたくなくなって「あ、やばい」って。
でも今回は早めに気付けたし、そうしたらもう人生を壊してまで仕事やってらんないと思いすぐに辞めました。
それが去年の夏で、1年経った今ようやく元気になってきました。
今回は寝たきり期間は2ヶ月くらいだったけど、疲れやすさと、頭がぼーっとして思考ができないブレインフォグが長引きました。
今回の反省としては、
自分は責任感が強く、そのせいで無理してしまうことを自覚する必要があって、それを常に客観視しなければならないこと、
余裕がなくなると客観視もできなくなるので、仕事を抱えすぎないこと、です。
他にわかったのは、
マルチタスクは脳に大きなダメージを与えるということ。
複数のタスクを抱えるみたいなことではなくて、複数の複雑なことを同時に考えるなど、本当の意味でのマルチタスクがやばかったです。
今回の治療
前回の知識から、早寝早起き、適度な運動(ウォーキングと筋トレ)、オメガ3やマルチビタミンやプロバイオティクスなどのサプリメント摂取を基本として行っていました。
野菜やお肉などバランスの良い食事も大事なんですが、料理は気力が要るのであまりできず。
薬(SSRI、SNRI)は自分には効かないと判断していて、あと原因療法だとも思ってないので一切飲みませんでした。
休息しつつ健康な生活をしていてもブレインフォグが治らなかったので、
血液検査、脳波検査、重金属検査、2度目の遅延アレルギー検査などを行いまして、
そこで脳波検査について興味深い結果が出たので紹介します。
ちなみにブレインフォグの原因やその対策は特定できてません。
複数の要因、複合的な要因があるみたいで、とにかく全部対処して治ってきた感じです。
脳波検査で予想外の結果
前回お世話になっていたB-rainクリニックで、QEEGという脳波検査を受けました。
4万5千円と結構お高かったです。
脳波検査と言えばfMRIですが、fMRIはより高精度ではあるけれどさらに高額とのことでした。
この脳波検査でわかることは
・脳部位ごとの活性度。不活性であれば機能が落ちていることがわかる
・得意なこと不得意なこと
・脳の元々のポテンシャル
で、
自分の能力としては
・論理思考ややり抜く力(グリット)が得意
・言語能力、直感的思考、他者の気持ちへの理解が不得意
ということで、その結果の一部画像を公開。
矢印の先、赤丸で示した側頭部は「高覚醒」になっていて、これは活動しすぎて逆に機能低下をしているということらしいです。
実は脳疲労を感じる時、よく側頭部あたりがギューっとなるような感覚があったので心当たりのある脳波でしたね。
(高覚醒・・ハイベータ波やガンマ波という高周波数において「ハイ」の状態であること)
そして予想外の結果というのは、
この側頭部の高覚醒状態を見て、不安や恐怖を司る扁桃体が活性化していると診断されたことです。
僕はネガティブな思考にはほとんどならないため、扁桃体は静かに安定しているものだと疑っていませんでした。
しかし、実際は扁桃体はストレスを受けていて、それを感情として評価するための眼窩部が鈍いのだろう、ということでした。
これを聞いた時は大興奮でした。
自分の認識が覆される瞬間は大好きです。
扁桃体が優秀だったのではなく、感情の受け取りが鈍いだけだったとは。
でも毎日楽しく生きているので、ネガティブ感情のみ受け取ってないとしたら何と都合の良い脳だこと。
これもそうわかってから心当たりが思い浮かび、
昔から、緊張する場面では特に思考の停止や身体の強張りを感じていたので、元々扁桃体は過敏だったのかもしれません。
この結果を以て、ストレスについて益々注意しておく必要があるとわかりましたし、
扁桃体を安定させるアプローチ、瞑想やスマートドラッグも必要だとわかりました。
雑記として、ゲームについて
気力がなくてもできることを探して、ゲームを始めることにしました。
そこで以前から気になっていたFPSというジャンルで、ちょうど目に入った「PUBG MOBILE」をスマホにインストールしました。
PUBGはバトルロワイヤルで銃で人を撃つゲームです。
これがすごく面白くて、アドレナリン、ドーパミンが強く出るのを感じてハマりました。
Youtubeでゲーム実況というのも面白く、未だに「れいしー」さんという実況者の動画を見てます。
一方で、これを子供の頃に経験するのは非常にマズイなと感じました。
これだけドーパミンの出るゲームだと、その他のことに刺激を得づらくなり、ゲームに依存するリスクが増えるはずです。
僕の場合は、活動できるようになるにつれて自然とゲームをやらなくなりました。
依存から脱するにはその他の充実が必要、ということは実感としてよくわかります。
あとはゲームの技術がすごいですね。
自分のキャラが銃を撃つとリアルタイムに相手に届いてダメージとなるし、装備を変更したら相手の画面でもそれが共有される、それが広い範囲で、複数のキャラで、細かい動きも、、
どんな通信でどんなデータベースになっているんだろう。
ゲーム開発を知らない者にとっては謎の技術だと感じます。