なんで選挙に行くべきかまだわかってない
参議院選挙に関する記事ではてブに挙がってきたものをいくつか読んだ。
anond.hatelabo.jp
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こういった、誰に投票しても同じなので意味がない、という記事に対して
はてブコメントやトラバで選挙に行くべき理由として書かれていたのは、
- 消費税増税や年金問題など自分に関わる問題なんだから関心を持たなければいけない
- 死票になっても接戦なら当選者にプレッシャーを与えることができるし、当選者同士でも票の多さが発言力になるので一票でも大事
- 不適切な候補者が選ばれないようにしなければならない。悪い(?)政党の組織票に対抗しなければならない
- 投票すれば選挙特番が楽しく見れる。票を入れた候補者が当選すると嬉しい
- 選挙に行くのは常識だから。権利は行使した方が良いから
まず4は、楽しい嬉しいは投票することの必要性にはなってない。興味を持たせるために言ってるんだと思うが、興味を持っても後述の理由でやっぱり意味がないと思える。
5は、本質を見てない、思考停止でしかない。
3は、今の選挙の仕組みだと必要になるが、自分が投票したい候補者、政党がないことの裏返しなので本来はない方が良い。消極的理由。
そして1と2を理由として挙げる場合は、有権者が、政党やその公約について正しく理解できる環境が作られていることが前提となる。
というのも、
- 公約が正しいものなのか、実現可能なものか、それを実施することの影響は把握できるか
- 与党の公約の進捗、その結果を正しく知ることはできるか
- 以前に投票した与党でも、選挙時に掲げていた公約がちゃんと実行され、良い効果を出したということがわからなければ、次の選挙で公約によって判断しようとは思えない
- 各政党の本質は理解できるか
こういったことを、すべての政党、公約について理解してなければ、判断して投票したと言えるのか。
そもそも有権者の大多数が、こんな複雑なことを調べて理解して投票しようとは思わない。
つまり、公約など国民に与えられる情報から、適切に候補者や政党を選ぶなんてことは不可能だということ。
投票の実態は「なんとなく」である。
とすれば、今の選挙は、明らかに不適切な人(政治の知識がない芸能人候補者だとか)や政党を当選させないようにするためでしかないとすれば、それを認め、そういう選挙の仕組みを課題とするところから議論をスタートさせなければいけないと思う。
選挙に行かないという人に対しては「選挙の仕組みがおかしいからしょうがないよね。でも行かないと不適切な候補者が当選しちゃうから行こうね」としか言えないはず。
そんなんでいいんだろうか。
ここまで書いたけど
僕の政治の知識は抜けてるし、政治ニュースを見ていないので、この考えはどこかで間違っている可能性が高いと思っている。
けど同じような課題感を持って考察してる人が見つからなかったのでわからない。
なんで多くの人が選挙行くべきって言うのか、納得できる答えを知りたい。